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UML(OCUP2)
資格概要

OMG認定UML Professional 2(OCUP 2)は、統一モデリング言語(UML)を活用したシステム・アーキテクチャの効果的なモデル化、ソフトウェア・ソリューションの設計、複雑なコンセプトのステークホルダーへの伝達能力を証明する国際認定資格です。オブジェクト指向設計から大規模システム開発まで、UMLによる体系的なソフトウェア開発をリードできる専門家としての能力を認定します。

メリット

1オブジェクト指向設計とUML図による複雑なソフトウェア構造の可視化・設計スキルの習得

2開発チーム間のコミュニケーション効率化と設計品質向上を実現する標準モデリング技術の証明

3大規模システム開発における要件分析から実装までの一貫したモデリング能力の獲得

4国際的なソフトウェア開発プロジェクトで通用するUML専門知識とキャリア競争力の向上

出題範囲と求められるスキル
  • UMLの基本概念と構造的要素
  • クラス図とオブジェクト図の作成技法
  • パッケージ図とコンポーネント図の設計
  • 配置図とプロファイル機能の活用
  • ユースケース図と振る舞い分析
  • シーケンス図とコミュニケーション図
  • 活動図とステートマシン図の設計
  • インタラクション概要図とタイミング図
  • OCL(Object Constraint Language)の記述
  • UMLプロファイルとステレオタイプの作成
  • モデル変換とコード生成技術
  • 複合構造図とインタラクション設計
  • UMLツールの効果的な使用方法
  • モデル駆動開発(MDD)のベストプラクティス
  • アーキテクチャ設計とドキュメント作成
  • チーム開発におけるモデル管理手法
実務応用例
01
エンタープライズシステム設計

大規模業務システムのアーキテクチャ設計、マイクロサービス構成の可視化とサービス間連携の最適化による保守性向上

02
Webアプリケーション開発

フロントエンドとバックエンドの結合設計、APIインターフェース定義とデータフローの標準化による開発効率化

03
組み込みシステム開発

リアルタイムシステムの状態遷移設計、ハードウェア制約を考慮したソフトウェア構造の最適化とテスト設計

04
クラウドアーキテクチャ設計

マルチクラウド環境での配置設計、コンテナオーケストレーションとインフラストラクチャコードの可視化による運用最適化

選べる 3つの認定取得方法

OMGの認定資格は、国際標準に基づくモデリング技術とデジタル変革の専門性を証明する権威あるクレデンシャルです。個人のキャリア発展や組織のDX推進に不可欠な専門性を、ご自身の状況やニーズに合わせた最適な方法で取得いただけます。以下の3つの取得方法からお選びください。

資格認定試験のみ


直接受験で専門性を証明できます。 既に十分な知識と経験をお持ちの方向けで、実力を証明し、国際水準の認定資格を最短ルートで取得できます。



AIオンライン教育

資格試験
自分のペースで柔軟に学習できます。 提携企業のAIオンライン学習プラットフォームで時間や場所を選ばず学習。AIアダプティブラーニングで、理解度に合わせた教材と練習問題で資格試験に備えられます。
政府・企業・学校向け
カスタマイズプログラム
組織に最適化された一括研修を提供します。 10名以上のグループ向け特別プログラムで、組織課題やニーズに合わせたカスタマイズ研修により、組織全体のスキル標準化と認定資格取得を効率的に進められます。

認定書取得までの4ステップ
STEP 1: 事前準備と学習

UMLの基礎概念から応用まで、体系的な知識を習得する段階です。公式教材、オンライン学習、または研修参加を通じて、UML図表記法・オブジェクト指向設計・モデリングツールについて理解を深めます。自己評価テストで学習進度を確認しながら、効率的な準備を進めましょう。

STEP 2: 受験申し込み

オンライン申込フォームから必要情報を入力し、受験料を納付します。試験方式はオンラインです。希望の日時と会場/受験環境を予約。申込完了後は受験票が発行され、試験当日の詳細情報が提供されます。

STEP 3: 試験受験

オンライン形式試験で、UMLに関する理解度と応用力が評価されます。多肢選択問題とモデリング問題を通じて、実践的な知識を証明します。試験終了後、その場で合否結果が表示されるため、すぐに次のステップへ進むことができます。

STEP 4: 認定取得と活用

合格者には公式認定証が発行され、UML Professional(OCUP 2)として国際的に認証されます。認定ディレクトリへの掲載や専門家コミュニティへの参加が可能となり、3年間有効の認定資格を活かして、キャリア発展やプロジェクト価値向上に貢献できます。

よく寄せられる
ご質問

特定の資格要件はありませんが、プログラミング経験、オブジェクト指向設計、ソフトウェア開発プロセスの基礎知識があると理解が進みやすいでしょう。

UML自体は言語に依存しませんが、Java、C++、C#などのオブジェクト指向言語の基本概念を理解していると、モデルとコードの関係性がより明確になります。

現在は英語のみでの提供となっています。将来的に日本語版の提供も検討されていますが、現時点では英語での受験が必要です。