

OMG認定技術者資格試験は、130ヶ国で実施されている世界標準の技術者試験で、日本語版を順次開始します。
目的
一般社団法人日本OMGは、国際標準化団体OMG(Object Management Group: 本部US ボストン) が提供するOMG認定技術者資格試験プログラム(OMG Certification Program)で日本語版の提供を開始しました。
OMG認定資格試験はモデリングの世界標準で あるUML ,BPM ,MBSE&SysML の概念と利用方法に 関する知識と利活用を認定する資格試験 です。
世界130ヶ国以上で試験が実施されており、世界450以上の資格認定団体が、資格 試験、プログラム管理、試験配信、プロモ-ションのサポートを依頼しているピアソンVUE社 との契約により実施を行います。
試験実施時期や詳細については弊社HPのお知らせ及び、 ピアソンVUE社( https://www.pearsonvue.co.jp )でご確認下さい。
受験料
全コース ¥37,250(為替変動による見直し有:1回/年)申し込み方法
OMGの資格試験は試験代行業者のピアソン社に委託しております。下記URLよりお申込みを行って下さい。
- ①. ピアソンVUE社( https://www.pearsonvue.co.jp )
- ②.ピアソン社のオンライン予約サイトからアカウントを作成します。
- ①のURL左上の『登録・試験の予約』の『受験者ホーム』を選ぶと画面中央に、【試験プログラムの選択→】の空欄に 『OMG』と入れると
- 『Object Management Group:OMG認定資格試験』 を入力または選ぶ。
- ③.【画面右側にアカウントの作成】とありますので選ぶと英文でプライバシーポリシーが表示されるので □ にレを入れ右下の 【同意】を選ぶ。
- ④.以下必要事項を記入後、バウチャーを購入して頂きます。
- 受験方法などはお知らせしたピアソン社のHPに掲載されておりますが不明な点がございましたら、
- ピアソン社カスタマーセンター(下記URL)にお問い合わせ下さい。 ( https://www.pearsonvue.co.jp/Test-takers/Customer-service.aspx )
コース内容
1. BPM全般
この認定は OMGのBPM分野(BPMN2 BMM および BPMM )に重点をおいていますが、ビジネスプロセス管理や関連するGRCフレームワークといったより広い分野における知識やスキルも測定します。
ファンダメンタル(基礎)レベルより上のレベルでは、ビジネス系統と技術系統に分けられており、BPMの5つの試験では、企業内BPMにおいて実際にイニシアチブをとることができるための能力に不可欠な内容を網羅しています。
このプログラムはモデル言語BPMN2の改訂版としてリリースされました。ファンダメンタル試験とビジネスインターメディエイト試験は、現在のBPMバージョンに改訂されています。
BPM認定の詳細については、日本OMGのHPに随時掲載されます。
BPMの提供する試験段階
- BPM 初級基礎
- BPM テクニカル【中級】
- BPM テクニカル【上級】
- BPM ビジネス【中級】
- BPM ビジネス【上級】

2. SysML全般
SysMLは、システムモデリング言語(SysML)に焦点を当てつつ、モデルベースドシステムエンジニアリング (MBSE) まで網羅しています。
最初のレベルであるモデルユーザーは、ステークホルダー・スペシャリスト若しくは、モデルベースドエンジニアリングプロジェクトに寄与する人に必要とされる知識と技術力をカバーしています。
このレベルを基礎として、モデルビルダーチームおよび部門リーダーをターゲットとした3つのレベルに分かれています。
SysMLの提供する試験段階
- SysML モデルユーザ-
- SysML ファンダメンタル【初級】
- SysML インターメディエイト【中級】
- SysML アドバンス【上級】

3. UML全般
OMGのUML認定プログラムは、ソフトウエアモデリングUML2.5 (または2.5x)で利用される知識と技能を測定できるように改訂されています。
2020年現在、改訂版の試験は全て新しい内容で構成されています。
UMLの提供する試験段階
- UML ファンダメンタル【初級】
- UML インターメディエイト【中級】
- UML アドバンス【上級】

詳細
カテゴリー | 詳細 |
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BPM 初級基礎 (ファンダメンタル) | BPM言語の基本理解と活用ができると認定される資格です。 ビジネスの基本知識とビジネスモデリング、ビジネスプロセス、ビジネスプロセスの管理、ビジネスプロセスモデリング、および実務で広く使用されている業界フレームワークの基本要素をカバーしています。 この資格試験に合格すると、基本的なビジネスワーク或いはテクニカルの基本的なベースのいずれかで、社内外でのプロジェクトチーム内に於いて生産的かつ効率的に業務を遂行できるメンバーである事を実証されます。 |
BPM ビジネス中級 (インターメディエイト) | ビジネスクラスでは影響度合いの大きい、評価、モデリングシナリオを含むBMMのカバレッジや、多くの業種業態での高度なBPMNモデリングについてカバーしています。 ビジネス領域で共有されている語彙の利点と、これに基づくビジネスルールアプローチ、KPI、プロセスシミュレーションと最適化、ROIのモデリングなどのBP管理の知識とスキルの分野についてもカバーされており、プロセス品質、メトリクス、ガバナンス、および規制コンプライアンスのための業界フレームワークなど、ビジネスに必要な項目について考査します。 |
BPM テクニカル中級 (インターメディエイト) | BPMによるIT技術の基盤開発責任を認定される資格です。 BPMスイートの特性と機能についてカバーしています。高度なBPMNモデリングやワークフローパターン、ビジネスルールの側面また、SOAやMDAなどのアーキテクチャトピック、業界フレームワークを含むITインフラストラクチャとビジネスプロセス、プロセス監視と管理などについて技術的な側面から考査します。 |
BPM ビジネス上級 (アドバンス) | BPMを核とするビジネスモデル開発のトータルコーディネーターとして全責任を担うグーローバルで認められる資格で、ビジネスアーキテクトとしても認定されます。 BPMと企業の目標およびリソースとの整合性を対象としています。高度なBPモデリング技術を習得しBPMでのプログラム管理が行える事を前提としています。また高度な変更管理やコンプライアンス、 プロセス改善の高度な知識と実行力を要求されます。 |
BPM テクニカル上級(アドバンス) | BPMを核とするIT基盤技術や設計のトータルコーディネーターとして全責任を担う事を認定するもので、ITアーキテクトとしてグローバルで通用する資格です。 ビジネスプロセス管理の認識に関する高度な技術や知識について具体的には、高度なモデリング技術、モデリングとメタモデリングの概念やエンタープライズアーキテクチャに対する知識、実装と統合、ベンダーの選択やツールマーケットプレイスとの整合性、ビジネスルールについての認識などについて考査します。 |
SysML モデルユーザ- | この資格は、SysMLの基本を理解できるので、合格するとグローバルプロジェクトに参加できる能力があると認められます。 |
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SysML ファンダメンタル 【初級】 | SysMLを要求仕様に合わせて、コーディングとモデリングができる能力があると認定される資格です。 MBSEで従来のエンジニアリング手法よりも優れた利点を与えるさまざまなモデルの視点間の相互接続性に重点を置いた高度な技術と理解力を考査しています。 |
SysML インターメディエイト 【中級】 | プロジェクト・メンバーのスキルズインベントリーが出来ると認められ、各サブプロジェクトのリーダーとして対応できる能力があると認定されます。 モデルベースのシステムエンジニアリングを「システム要件、設計、分析、検証、および妥当性確認のアクティビティをサポートするためのモデリングの正式なアプリケーション」と定義し、機械、電気、ソフトウェアなど、他の工学分野で採用されているモデル中心のアプローチへの長期的な傾向などを考査します。 |
SysML アドバンス 【上級】 | SysMLのトータルプロジェクト・リーダーの能力があると判断される資格です。 関連する組織や企業とのプロジェクト連携の責任者としての資格がグローバルで認定されます。過去システムエンジニアによって実践されてきたドキュメント中心のアプローチに取って代わり、システムエンジニアリングプロセスの定義に完全に統合されることで、システムエンジニアリングの実践に影響を与えるので、より具体的な事例を基に考査が行われます。 |
UML ファンダメンタル 【初級】 | UML言語の基本理解と活用ができるとグローバルで認定されます。 対象は、モデルビルダーとモデルユーザーが最も役立つと思われるUML図のタイプと要素のサブセットについて、UMLモデルを読み取ったり構築したりできる事。またこのレベルでカバーされるダイアグラム、構造側のクラス、オブジェクト、およびパッケージなどの動作に関するシーケンスなど、実際の実用的な日常のシステムを設計実装することができるレベルです。 |
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UML インターメディエイト 【中級】 | UML言語の活用による仕様書の作成と、設計書の開発責任があるとグローバルで認定される資格です。 具体的には、初級レベルに幅と深さの両方を追加することで、実務でのソフトウェアテスト、メンテナンス、データモデリングなどドキュメントの評価に起因する内容を主に考査しています。 |
UML アドバンス 【上級】 | UML言語の活用による全てのプロジェクト責任者としての資格がグローバル認定されます。 UMLのカバレッジを理解活用出来かつ他の仕様(MOF、fUML、およびAlfなど)に基づいて分岐できる能力を必要とします。分析、設計、開発の提案について決定を下し、結果を評価するという最高レベルの技術管理に携わっている場合に最適な資格です。 |
- ・試験結果は、試験終了後の操作案内によって合否が分かります。
- ・試験合格者は、試験合格を証明するロゴが付与され、名刺等へ掲載ができます。
- ・試験合格者は、OMGのグローバル データ ベースへ希望により氏名を掲載することができます。
- ・試験合格者は、日本OMGよりIICビジネスモデル提案に対する支援が優先的に受けられます。